自信を持つたったひとつの方法は、エネルギーのベクトルを『自分』から『お客様』に変えること。
「失敗したらどうしよう」
「これじゃバカにされるんじゃないか」
「お客様にどう思われるか不安」
そうやって自分を卑下し、
周りの目を気にする方がいます。
そんな不安に
押しつぶされそうになったときは、
どうか、自分が何のために
起業家として立ち上がったのかを
思い出してください。
わたしは、先日、
ニッカのウィスキー蒸溜所である
宮城峡蒸溜所に行ってきました。
ウィスキーは原酒を作ってから、
樽に詰めて10年、20年と
寝かせ、熟成させていきます。
ということは、
今、自分が作っているウィスキーを味わえるのは、
相当、先になるんですよね。
さらに、ウィスキーの貯蔵庫は、
一切空調が入っておらず、
四季折々の自然に任せて育んでいると
教えていただきました。
長い年月と自然、
という人間の手が及ばない領域。
場合によっては、
10年、20年かけて作ったものが
思うような
味わいにならないかもしれない。
それでも、
「本物のウィスキーを日本で作りたい」
という信念に忠実に、
ニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝氏は、
苦難を乗り越え、
日本のウィスキー産業の普及に
多大なる貢献をしました。
竹鶴氏の中心にあったのは、
いつでも「ウィスキーを飲む人」。
自分がどうか、
自分がどう見えるか、
自分がどう評価されるか、
ではなく、
お客様においしいウィスキーを
届けるためにどうしたらよいか、
だけだったのではないでしょうか。
最初から
うまくいったわけではなくても
お客様を笑顔にするために、
一生懸命研究と実践を続けていく。
そうやってベクトルを
『自分の保護』ではなく、
『お客様への貢献』に向ける。
結局、それがもっとも不安を覆し、
自分の自信を構築してくれます。
なぜ自分が起業家として、
『お客様のヒーロー』として
立ち上がったのかを忘れず、
不安にエネルギーを使う時間を、
お客様のために研究と実践を
繰り返す時間に充てていきましょう!
コミュニティ創造アカデミー 主宰
ファンコミュニティ・プロデューサー
吉川聖弓(よしかわまさみ)
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